バターミルクの風味。

先週の水曜日、
お茶のお稽古でした。

遅ればせながら、
復習を兼ねて。。

お点前は『唐物』。
案の定、すっかり忘れておりました。
やはり、
予習をして行かないとダメですね。

先週のお菓子のご菓銘は
『鵜の川』
ご製は『多津瀬』です。

鵜飼のかがり火を表現しているとのことです。

和菓子には珍しく、
バターミルクのような風味でした。



続いて、『阿闍梨餅（あじゃりもち）』をいただきました。
ご製は『満月』です。

あまり、日持ちしないお菓子とかで、
口にすることができたのは、ラッキーだったみたいです。

モチっと、美味しくいただきました。



茶花は、
下野（しもつけ）
駒繋ぎ（こまつなぎ）
（馬（駒）を繋げるくらい強いのだそうです。）
菊薊（きくあざみ）
まくのうち？
（って、聞こえたんですけど、ネットで検索できなかった。聞き間違えっぽいです。）



こちらは、
蛍袋（ほたるぶくろ）
下野（しもつけ）



そして、
七夕が近いので、
床には、糸が。。？？

なぜだろう？
織姫さまが機織りするから？

こちらのサイトで見ると、
五行説に関係しているのかもだけど、
七色だし。。。

謎解きはいずれ。。



こちらの短冊。
「懈怠比丘不期明日」（けたいびくみょうにちをきせず）

今日庵の名の由来です。




江戸時代の千利休の孫にあたる、茶人千宗旦は、
新築した茶室の命名を
大徳寺の清厳和尚に依頼しようと思い
和尚を招待しました。

ところが約束した時間に和尚は来ず、
宗旦は別の急用ができてしまいました。

弟子に
「和尚がお見えになったら、明日もう一度お越しいただくようお願い申し上げて。」
と言い残して出かけられたそうです。

まもなくやって来た和尚は、
宗旦の伝言を聞き、
茶室の腰張りに、

「懈怠比丘不期明日」
（遅刻するような怠け者の僧であるわたしは、明日のことはお約束しかねます。）
と
書き残して帰っていかれたそうです

帰宅してこれを見た宗旦は、
一寸先はわからぬ人生に、明日の約束を求めた自分を反省し、
直ちに大徳寺を訪ね、

｢今日今日といひてその日をくらしぬる　あすのいのちは兎にも角にも｣
（明日の命もわからないのに、大切な「今日」をおろそかに暮らしているのは 愚かなことでした）
という一首を献じて詫びたということです。



良い復習になりました。

タグ：鵜の川 多津瀬 阿闍梨餅

コメント 4

会社で5カ年計画を作成中・・・
明日の事も分からないのに5年後なんか～分かるか~と！
言えたらいいのに・・・（笑）
by ローキン (2012-06-26 22:10) 

お茶の世界は難しいですね。
まずは言葉を学ばないと。。。（？？）
１日１日を大切にしなければ、と思いながら
明日があるさ！と過ごす毎日です＾＾；
by みち (2012-06-27 00:30) 

予習、下調べ、予想、大事なことですね。私も見習います。^^;
by ソニックマイヅル (2012-06-27 11:33) 

ローキンさま
言っちゃえば。
モチロン、責任は取りませんよ。　ﾊｲ(^-^)/

みちさま
なるようにしかならいけど、なるようにはなる。
日々、流される毎日です。(∩。∩;)ゞ

ソニックマイヅルさま
あはっ。
やる気はあるんですけど、実はなかなか。。(;^_^A
by ゆう (2012-06-29 19:15)