「日本画」の前衛

只今、
広島県立美術館において
「日本画」の前衛　
という特別展が行われています。

といっても
３月２７日までなので
もうすぐ終了です。



前衛っていうと
「えっ」って
拒否反応をしてしまう自分がいましたが、

（しかも、日本画の前衛？？）　
（しかも、昭和１３年～昭和２４年？？）　

しかし、

今回、じっくり見ることによって
少し、身近に感じるようになりました。


展示室に入ってすぐに目にするのが
シュパンムンク<山岡良文>です。

シュパンムンクとは、
２つの物事の間にある緊張
という意味です。
ダンサーが踊って、ピタっと止まる瞬間の緊張
静と動の緊張
点と線から面への緊張



その奥に
花の夕<船田玉樹>
があります。。

実際の絵の中の月は
もっと濃い銀色です。
ステキですよ。。

梅の花⇒ドイツの染料
月⇒銀
幹⇒墨
で、描かれています。。



私が一番好きなのは、
２番目の部屋にある
紅梅（利休像）<船田玉樹>

個人的な印象として
「まるで、フレスコ画のよう」
と感じました。



今回の作品の中には個人蔵のものが多く
しかも、初展示のものも少なくありません。

これを見ないのは勿体無いと思います。

人と出会いも一期一会。
絵との出会いも一期一会。

　　ちなみに、
　　シュルレアリスムとは、
　　シュル⇒超
　　レエル⇒現実
　　イスム⇒主義


　　現実を超越した現実ではなく、過剰なまでの現実。。

　　無意識の世界や夢の世界。街の中で不意に感じられる奇妙な感じなど、
　　日常生活などの現実（レエル）に隣接した裏側や内側にある
　　「むき出しの現実」
　　「超現実（シュルレエル）」
　　を露呈させようとした。

　　超現実の超（シュル）は「超高速」などの超と同義語である。
　　つまり、超現実とは、現実を離れていたり非現実であるのではなく、
　　「ものすごい現実」
　　「過剰な現実」
　　「上位の現実」
　　というような意味である。

　　自動筆記（眠りながらの口述（無意識・意識下））・コラージュ（糊付け）等、偶然性の強い手法。
　　主観や自意識を排して、作品制作。。
　　　　　　　　　↓　↑
　　無意識、意識下のなかにこそ真実（現実）がある


　　シュルレアリスム⇒大きく、２つの画風
　　１．自動筆記・コラージュ・フロッタージュ等を使い、自意識が介入できない状況下で描くことで
　　　　無意識の世界を表現しようとした。
　　　　具象的（直接それとわかるはっきりした形）な形態がなく、記号的イメージにあふれ、抽象画に近づいてゆくことになる。
　　　　マックス・エルンスト、ジョアン・ミロ、アンドレ・マッソン
　　２．不条理な世界、物事のありえない組み合わせなどを写実的に描いた。
　　　　夢や意識下でしか起こりえない奇妙な世界が描かれたが、彼らの絵に出てくる人物や風景はあくまで、具象的であった。
　　　　サルバドール・ダリ、ルネ・マグリット

　　コラージュ　⇒　ダンボール等を糊で貼り付ける。
　　フロッタージュ　⇒　木等の上に紙を置き、その上をエンピツでこすり、下の模様を浮き出させる。


　　ちなみにちなみに、

　　アヴァンギャルドって、
　　前衛芸術または前衛美術のこと
　　元はフランス語で、前衛部隊の意味。
　　前衛の文脈において、文化の発展において、最先端にたつ芸術家を指したとされる。。。

以上、ネットで調べました。。
モヤモヤとしたことが、明白になるって
快感ですよね。。

が、しかし
自己満足な世界なので、
メモ的な羅列で申し訳ないです。
モヤモヤっと感じてください。（笑）


ちなみにちなみにちなみに

広島県立美術館の次回の特別展
「印象派の誕生」は、開催中止となりました。

出品作品全体の６０％を占めているフランスにおいて、
日本に向けての全ての美術品輸出停止命令が発令されたからです。

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